県立千葉・県立船橋高校を狙うなら上位私立も

2017年7月31日
vision-editor 塾長ブログ

今日は7月31日。夏休みの4分の1が終わる。
あっと言う間だ。
中3は、残りの30日間、各自のプランに沿って追い込んでいこう。

さて、市川、昭和秀英などの上位私立高校には併願推薦はなく、一般入試=実力一本の勝負となる。
また、入試問題は中学校の指導要領を超えた内容も出題され難易度が高い。

ここで、県立千葉、県立船橋などの県立トップ校を狙う場合は、市川、昭和秀英などの上位私立向けの勉強もしっかり行った方が良い。
それには3つの理由がある。

(1)県立トップ校に合格するための応用力
内申点や年によって多少変わるが、例えば県立船橋に合格するためには、500点満点中420~430点をとることが必要となる。この得点に到達するためには、正答率が10%未満といった難問を多く正解することが求められる。
こうした難易度の高い問題は、タテマエとしては中学指導要領内の知識で解けるようになっているが、その解法では多くの計算過程を踏むことになるケースが多い。
そうした時、上位私立受験で求められる中学校の教育課程を超えた定理や知識を利用すると簡単に解けることがある。
加えて、日頃から上位私立に向け難易度の高い問題を行うことによって、複雑な問題を多段階プロセスを経て解くための思考力が身につき、それが公立入試でも花を咲かせる。
上位私立に向けた勉強を通して、公立入試の“極みの問題”を解く力を身につけていこう。

(2)偏差値ギャップの解消
千葉県では、滑り止めの私立高校を中3の内申点に基づく併願推薦(入試相談)で受験する形となるが、この制度で得られる私立は最高でもVもぎ偏差値62の江戸川女子(Ⅲ類)、61の東洋(特進選抜)となる。
これらの私立しかおさえずにVもぎ偏差値が70の県立千葉、68の県立船橋を受験すると、不合格となった際に行くことになる私立高校の偏差値との差=偏差値ギャップが大きくなる。そうなると、万一公立前期で不合格になった際、後期も引き続き第一志望の公立高校を受験することが心理的に難しくなる。結果的には第一志望に合格できていたのに、心理的プレッシャーによって後期で受験する公立高校のランクを下げてしまった・・・となっては、もったいない限りである。
そうならないために「ここなら行っても良いと思える上位私立をおさえておく」ことが有効となる。
県立トップ校を目指す場合には、市川、昭和秀英、専大松戸、日大習志野などの上位私立を滑り止めとしておさえよう。

(3)高校で好スタートを切る
県立トップ校に合格する生徒の多くは、上位私立高校向けの勉強を行い、中学校の指導要領を超えた知識と学力を身につけた状態で入学してくる。もし、公立高校の勉強しかせずに県立トップ校に合格したとしたら、合格したのは良いけれどスタート時点で既に差を付けられた状態になってしまう。高校合格はゴールではない。その先の大学入試まで見据え、高校で良いスタートを切れるよう、発展的な学力を身につけておこう。

最後に、もし、県立トップ校の偏差値に対して現在の自分の偏差値が大きく離れているのなら、上位私立に向けた勉強を行うよりも公立に向けた勉強に集中した方が得策だ。
この辺りは、これからの偏差値推移などを見ながら三者面談で相談していこう。