塾長ブログ

2017.08.24

Checkサイクルで科学的に学力を上げよう!

Visionでは夏休みの最後に、千葉県統一テスト(小学生は進研テスト)を行う。
この模試は、中3が一年間継続的に受けるVもぎと同じ会社が主催していて、受験者が多く、問題が千葉県の入試傾向に沿っている。

社会人は、日頃からPDCAサイクル(Plan ⇒ Do ⇒ Check ⇒ Act)を行って、仕事の改善を図っていく。
勉強も同じで、PDCAサイクルが役に立つ。

勉強と言うと、「勉強する」という Do だけに目が行きがちだ。
しかし、私は Check がとても大切だと捉えている。
Check を通して習得状況や弱点を把握し、それを克服することで学力がアップするからだ。
病院に行けば診察を受けて処方箋をもらう訳で、診察(Check)が不可欠なのと同じである。
病気の場合は診察が Check、勉強の場合はテストが Check。
やみくもに Do ⇒ Do ⇒ Do ⇒・・・と勉強するのではなく、Check を行いながら進める方が効果的だ。

Visionでは、4つの Checkサイクル を行っている。

1.小テスト(2~3日ごと)
毎回授業の初めに行うテストで、前回学んだ内容の習得状況を確認する。
一回分の授業範囲について習得が十分でない所を発見し、間違えた問題を復習して確実な習得につなぐ。

2.単元テスト(1~2か月ごと)
数学で言えば「正負の数」、「文字と式」といった単元の単位で行うテストで、単元ごとの習得状況を確認する。
小テストとは違って、単元全体のテストなので範囲も広くなる。
得点が思わしくない場合は、追試を行って塾生全員の習得を促進する。

3.定期試験(2か月弱ごと)
中学校で行われる定期試験は、おおむね2か月弱で学ぶボリュームのテストとなる。
この定期試験の結果について、私が一人ひとり分析をしてアドバイスを行っている。
塾生平均との比較や、個々人の中での教科比較などを行い、弱点となっている部分について具体的なアドバイスをする。

4.模試(2~4か月ごと)
中学生は年に5回、小学生は年3回、模試を行っている。
模試の範囲は、それまでに学んだ範囲すべてなので、模試がもっとも範囲の広いテストとなる。
模試は、その範囲の広さから、他のテストとは異なり、直前の付け焼刃の勉強では歯が立たず、日頃の勉強の積み重ねが物を言う。
したがって、模試の結果が学力の真実を表すので、Visionではこれをもっとも重視している。
結果に対し、一人ひとり、弱点教科、弱点分野について具体的な改善策を指示している。

Visionでは、4つのテストを周期的に行うことで、“一人ひとり”の“その時々”の弱点を捉え、学力改善を図っている。
勉強には、確かに気合いや、やる気といった精神論も必要である。
しかし、それだけでは効果は上がりにくく、科学的なアプローチが不可欠だ。
Check を適切に行うことで、科学的に学力を上げていこう。