塾長ブログ

2015.09.11

勉強は時間×質 〜できない問題をできるようにしよう〜

「塾に通っているけれど、なかなか成績が上がらない。」
「毎日きちんと勉強しているのに、成績が伸びない。」
こうした悩みを良くお聞きする。

生徒や保護者の皆様の中には、勉強の時間の長さ=勉強の量と思っていらっしゃる方が多い。
そこに、勉強の「質」という観点を持ち込むと、現状打破の糸口が見つかってくる。

たとえば、数学の問題を10問解いたとする。答え合わせをしたら、全部○で100点。素晴らしい結果である。
しかし、解いた問題は全部○だったのだから、元々できた訳だ。したがって、新しく解けるようになった問題、つまり学力の伸びはほぼ無かったことになる。極端に言えば、それらの問題を解くのに使った時間はロスとなる。

成績が上がるのは、できなかった問題を、できるようにした時だけだ。
これを実現するには、今の自分の学力よりもワンランク上の内容を学び、間違えた問題を確実に解けるようにしていくことが大切だ。
この、解けるようにするために使っている時間こそが、勉強時間なのである。

「できない問題をできるようにする」ことにこだわり抜いて、日々の学びの質を上げよう。