塾長ブログ

2011.12.28

学校の授業はとても大事

今日は12月28日。今年も残すところ、あと3日となった。
当塾の冬期講習も、年内は明日29日が最後だ。

そんな中、今日は小学生に算数の講義を行った。
当塾が開校したのは今年の9月なので、塾で一学期の内容を教えるのは冬期講習が初めてとなる。

問題を解く様子を見ていると、一学期の単元は、塾で教えた二学期以降の単元と比べて、明らかに理解が不足している。一学期の単元は、応用問題ならともかく、基本的な問題もあやしい。
一瞬、当塾の指導が貢献している証?という考えが頭をよぎったが、この事態の本質は別の所にある。

問いただしてみると、学校の授業をちゃんと聞いていなかったと言う。

学校は、学力以外に、大人になる過程で、ルール・規律を守り集団社会を学ぶ場だ。自主、自律といったことも含まれるだろう。
この観点で、学校の授業をきちんと聞かないというのは有り得ない。

また、学力という狭い観点においても、塾で先に学んだ後、学校で復習することによって定着するのであり、学校の授業は大変重要である。

これら2つの観点で、「塾で勉強するから、学校の授業は聞かない。」のであれば、塾になど通わない方が良い。
学力よりも大事な、人としての倫理観や正義感、規律を守り集団社会の中で生きていく力の育成が損なわれる。

私は塾の経営者ではあるが、教育の基盤は学校にあるという考えを大事にしている。
これからも、もし誤った行動をとっている塾生がいたら、きちんと説明し、指導していこうと思う。