塾長ブログ

2011.10.28

公立・県立高校訪問日記

今週、ある公立・県立高校を訪問した。

当日は、校長先生の挨拶から始まり、その後、教務主任から特長、歴史、学校活動、入試について説明を受けた。

その中でも大変興味深かったのは、入試についてである。

この高校の前期選抜の評価方法は、進学校としては珍しく、内申点の比率が高い。

なぜか?

高校に入ってからの成績や大学への進学状況が、何と相関性が高いか調査したそうだ。
入学試験の得点、特色化選抜時代の独自問題の得点、内申点を調査した結果、入学試験の得点と、特色化選抜時代の独自問題の得点とは相関性が見られなかったそうだ。
一方、内申点は相関性が見られたとのこと。
この調査結果に基づき、評価方法の内申点比率を上げたそうだ。

この調査結果自体にも驚いたが、入試の評価方法を科学的な分析・調査に基づいて定めているのは素晴らしいと思った。
こういった取り組みが、中学、高校、大学を一貫した最適な学習システムにつながっていくのだろう。