塾長ブログ

2011.10.11

勉強法)「英単語を10回書く」→意味があるか?

勉強には、漢字にしても、英単語にしても、毎日覚えなければならないことがたくさんあり、こういった「覚える」という動作は学習の基盤となる。

学校や塾は「5回ずつ書く」といった宿題をよく出す。
中には書くと覚える人もいるが、「覚える」という意識を持たずにただ書いても、意味がないのではなかろうか。

実際、当塾で以前、小学生の英単語でこういった類の宿題を出した。しかし、次の回のテストで確認したら、ほとんど覚えていなかった。

また、別の塾では、英単語を10回ずつ書いてくることが毎回宿題になっていて、やって来なかった生徒は塾に残って書かなければ帰れない。
生徒は早く帰りたいから、大急ぎで書く。これで英単語を覚えるのだろうか。
幾つか抜き出してチェックしたら、ほとんどの生徒が覚えていなかった。

ということで、当塾の宿題の出し方は「○○を覚えてくる。」という出し方に統一してある。
覚える手段として、ワークシートを配布する。

勉強は、「覚える」、「理解する」など、今やっている作業の「目的」をはっきり持って行うことが大事である。