塾長ブログ

2017.08.03

英語力の積み上げ~受験の安定した武器に~

千葉県公立入試では、英語の得点分布は正規分布からほど遠く、35点、75点と二つのピークがある(平成29年度前期)。
上位者は高得点であることを表しており、上位校を狙う場合は100点を目指す勉強をすることが求められることが分かる。

さて、千葉県公立入試の英語は、次のような章立てになっている。
1~3.リスニング
4.語彙
5.並び替え
6.英作文
7.短めの読解や図表など
8.読解
9.会話文

これを4技能に分解すると、配点は次の通りとなる(「話す」は無い)。
「聞く」⇒33点
「読む」⇒44点
「書く」⇒23点

■「聞く」
リスニングでは、昨年、ヒントとなる英文を聞いて英単語を答える問題が新たに導入された。
ただし、千葉県入試では、毎年どこかが少し変化するので、驚くような話ではない。
リスニングは一朝一夕でできる物ではない。
中1、できれば小学生のうちからリスニングの練習を継続的に行うようにしたい。
Visionでは、小4からリスニングに慣れていくとともに、中1になると毎週リスニングの課題をディクテーション(書き取り)形式で行っている。

■「読む」
英語の勉強は文法に偏りがちだが、前述の通り、「読む」力のウェイトがもっとも高い。
こちらも早めに英文を読むことに慣れ、正確さとスピードを身につけていきたい。
そうは言っても、特に中1は、文法の知識が限られるので、読める文章も限定される。
Visionでは、習得済の文法で読める英文を選定して、定期的に英文読解の訓練を行っている。

■「書く」
英作文と並び替えに代表される「書く」力は、文法との結びつきが強い。

・並び替え
千葉県入試が5Words程度であることから、それ以上の語数の並び替えで日頃の学習を行っておいた方が良い。
Visionでは、本番での満点を目指し、中1から毎週7Wordsクラスの問題を行っている。
実際、並び替えで点を落とす塾生はほとんどいない。

・英作文
小学生のうちから、書くことに慣れ親しんていくことが大切だ。
Visionでは、小4から毎回小テストを行っており、短い英文から書くことに慣れていく。
中1になると、毎週、英作文を授業で行うとともに、宿題や節目のテストを通してその定着化を図っている。
中3の受験期には、英作文の演習課題を講師陣が添削することで具体的なアドバイスを行い、書く力を仕上げていく。

英語は積み重ねの色が濃い教科で、地道な努力こそが花を咲かせる。
そして、英語が得意になれば、高校受験に限らず、大学受験においても強く安定した武器となる。
蓄積した英語の力はなかなか落ちないし、数学や国語と異なり試験問題との相性による得点の上下も起こりにくいからだ。

日頃から英語の4技能を継続的に学んで、受験の武器を手にするとともに、将来仕事に就いた時に必ず求められる英語力の土台を築いておこう。