塾長ブログ

2017.09.02

中3、夏休みの成果

中3生は、今年も夏期講習で、中3で学ぶ内容を完了するとともに、電話帳演習(昨年の全国入試問題の演習)を行った。
合計で120時限を超える圧倒的な授業時間だ。

ただ、120時限というのは授業を受けている時間であって、各自、それに加えて相当量の自己学習を行っている。
今年は自習室に毎日来て勉強する塾生が多く、時には自習室がオーバーフローして、臨時の自習エリアを追加で作ったこともある。
こうした塾生は、自習室に常駐して勉強を行い、授業のある時間は授業を受け、それが終わったら自習室に戻って勉強する。夕食時には、みんなで弁当を食べながら楽しいおしゃべりでリフレッシュ。起きている時間の半分以上をVisionで過ごす。
彼ら、彼女らは部活動を引退して、「Vision部」に入部したという訳だ。

自習室で学んでいると、分からない所があった時にすぐに質問して解決することができる。
不明点の理解と習得は、学力の向上に不可欠であるというか、“学力向上の源”となる。
自習室から入れ代わり立ち代わり質問する塾生がやって来るが、どの教科であっても複数の講師が対応できる体制を整えていて、直ちに対応することができるようにしてある。

また、国語の古典の知識や、社会の重要語句のテストなど、部活動などの影響で一学期まで思うように合格できていなかった塾生も、自ら申請して再テストを受けられるようにしてきた。
このやり取りが圧巻で、「古文の第3回のテストをお願いします!」、「社会の地理1・2回のテストをお願いします!」と、とにかく頻繁に塾生が切れ目なくやってくる。
担当講師はその都度テストを渡し、採点をして、結果を伝える。てんやわんやな様子だが、そのやり取りを通した“リアルタイム感”が塾生のやる気を引き出す。
結果、ほとんどの中3生が合格できていなかった所を埋め、知識を充足することができた。

偏差値は相対的なものなので、平均的に見れば一人上がれば一人下がる。
そのような中、夏休みに自習室に常駐して勉強をしてきた中3生は、その多くが8月末のVもぎで偏差値を上げることができた。
自習室は、ドラゴンボールで言う「精神と時の部屋」だ。
シャーペンの芯とノートが擦れ合う音しかしない静かな空間。
自宅学習とは異なる研ぎ澄まされた集中力が、数倍の成果をもたらす。
指導する者がすぐそばにいるという点で、さらに勝る特別な空間となる。
Vision部は9月からも続く。
塾生、講師陣、心を合わせて成功に向かおう。