塾長ブログ

2017.10.06

小学生から始める「ことわざ・慣用句」

国語と言うと、多くの人が漢字と読解問題を頭に浮かべる。
しかし、国語にはそれ以外にも、漢字に加え、慣用句、ことわざ、文法、文学史など学んでいくべき「知識」があり、これらは高校入試でも求められる。

慣用句やことわざを日常的に会話に良く使うご家庭であれば、子供も自然に身につけていくのだろうが、現実的にはなかなか難しい。
おじいちゃんやおばあちゃんと一緒に暮らすことが多かった昔と比べて、核家族化が進み、共働きのご家庭も増えている現在では、家庭での子供との会話量も減っているのではないだろうか。

「情けは人の為ならず」
⇒情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよということ。

「石の上にも三年」
⇒どんなに辛くても辛抱していれば、やがて、何らかの変化があって、好転の芽が出てくるということ。

などなど、昔の子供が身近に聞くことのあったことわざも、今の子供は触れる機会が少なそうだ。

こうなると、慣用句、ことわざといった知識を、勉強という形で習得することが必要となってくる。

漢字、慣用句、ことわざ、文法、文学史。
どれも一朝一夕には覚えられないものばかりであり、日々の積み重ねが重要となる。
文法や文学史は中学生になってから本格的に学ぶにしても、小学生のうちから、漢字はどんどん先取りで覚え、慣用句・ことわざなどは知識を積み上げて会話の中で使ってみよう。
小学生から積み上げた「生きた知識」は、高校受験につながるだけでなく、一生物の財産になるから。