塾長ブログ

2018.07.25

夏期講習~中1、先取り学習~

今日は、中1の夏期講習について。

中1生にとって、この時期は中学生活の中で一番きつい時期だ。
総体で部活動の活動量が多い上に、連日気温も高く、体力の消耗が激しい。
まだまだ先輩との体力差も大きく、家に帰ってきたら疲れ切っていることだろう。
9月になると最終下校時刻も早くなってくるので、この夏休みを何とか乗り越えよう。

Visionの中1の夏期講習は「先取り」を行う、前に進むカリキュラムだ。
9月以降に学校で学ぶ内容を一足早く習得し、学校での学習を有利に進める準備を行う。

■数学
「方程式」と「比例・反比例」の学習を完了する。
「方程式」は、これまでに学んだ正負の数や文字と式と比べて、速さ、割合、食塩水など難易度の高い文章問題が多岐に渡り、差がつきやすい単元となる。
また、その後に続く中学数学のすべての単元で利用するので、その習得度は後への影響が大きい。
一週間後の単元テストで単に合格するだけでなく、高得点で合格できるように、配布したプリントで漏れのない仕上げをしよう。
これまでに教えてきた、文章問題1つ1つの図表を用いたVision流の整理の仕方を活用すると効果的だ。
最終的に非常に複雑な入試レベルの文章題を解く力を身につける上で、図表を用いた整理は必須なので、今から慣れていこう。
単元テストが終わると、その後は「比例・反比例」。
中学3年間で学ぶ関数分野の土台となる単元であり、こちらも手を抜くことなくしっかり身につけていこう。

■英語
命令文、所有代名詞、時刻・曜日・日付の表し方、前置詞・接続詞を学ぶ。
命令文では、主語のない英文に出会うことになる。相手の呼称とPleaseの位置を含め、文の形をしっかり身につけよう。また、Let’sに対する答え方の習得も必須だ。
所有代名詞は、Vision生の中にそれを暗記できない塾生はいなく、そこは心配していない。ここでは、単数、複数を正確にとらえ、正しい所有代名詞を使えるようにしよう。また、差がつく疑問詞Whoseを用いた疑問文の応答文も習得しよう。
時刻・曜日・日付では、日付や曜日をたずねる定型的な英文を習得するとともに、時の長さに応じた前置詞の使い分けを習得しよう。日常的な会話でも用いる代表的な表現なので、しっかり習得したい。
前置詞・接続詞は、時間や場所などでの前置詞の使い分けを身につけ、and,but,or,soなどの接続詞の初級編を使えるようにする。
三単現のsを乗り越えてほっとしている所かも知れないが、ここで気を緩めることなく、細部にこだわった学習をしていこう。

■理科
「音」、「力と圧力」を学ぶ。
いずれも物理分野となり、特に「力と圧力」は計算が多く難易度が高い。いわゆる差がつく単元だ。
質量と重さの違いを知るところから始まり、N(ニュートン)、Pa(パスカル)といった新しい単位が登場し、圧力の計算から最後は浮力の計算に至る。
この単元を学ぶと、プールよりも海の方が体が浮きやすい理由が分かるようになる。
圧力の計算は、一般的なテキストに書いてある計算方法だとミスが多くなるので、授業で教えるVision流を身につけよう(ここでは秘密)。
中学だけでなく、高校まで続く力学の土台となる単元なので、漏れなく習得していこう。

■国語
「説明的文章の読解」と、「国文法(副詞、連体詞、感動詞)」を学ぶ。
読解は読書とは異なる。重要な部分に線を引くなどきちんとマークを付けて、正確に読み取る力を身につけルことが必要だ。
接続後、指示語をはじめ、どういうところが重要で、それを読解にどのように活用するのかを授業を通して習得していこう。
国語の問題は犯人探しだ。そのまま書くか、書きかえるかは別にして答は必ず文中にあるのだから、それをどのように見つけるかということだ。
感覚的に読むのではなく、科学的に読む方法を身につけていこう。
国文法は、学校だけではなかなか習得しきれないので、Visionの授業と演習を通して理屈を習得しよう。

■社会
「北アメリカ」、「南アメリカ」を学ぶ。
世界地理の中でも代表的な州となる。
山脈・河川、工業、農業はもちろんだが、各州の特徴として以下の事項なども習得しよう。
・北アメリカ
シリコンバレー、NAFTA、ヒスパニック、人口構成など。
・南アメリカ
赤道、植民地と宗教、人種、日本との位置関係、高山気候など。
ブラジル、アルゼンチン、チリはよく出題されるので詳しく習得。

夏休みの40日間は、一見長いが、いざ始まると、あっという間に終わってしまう。
こんなにまとまった時間を持てるのは夏休みだけだ。
先取り学習に加えて、もし一学期に学んだ内容で不安な箇所があれば、それもじっくり復習できる。
部活動と勉強をしっかり両立して充実した夏休みを過ごし、ワンランク・アップして9月を迎えよう。