生きた知識と知恵〜実体験が生む好奇心を大切に〜

2019年11月14日
vision-editor 塾長ブログ

Visionでは、定期試験が近づくと、学校別の定期試験対策問題集を使って対策授業を行う。
過去問などではなく、その単元で身につけて欲しい重要な内容をまとめた5教科を網羅した問題集であり、これを行うことで定期試験だけでなく偏差値も両取りできるようになっている。

昨日、中2生を対象に理科と数学の定期試験対策を行った。
今回の理科は、「動物」が中心。
呼吸、血液の循環、排出から、動物の分類といった内容となる。
動物の分類は、セキツイ動物に比べて、無セキツイ動物の方が知識が漏れがちなので、あらためて無セキツイ動物の分類を整理した。

毎年思うことだが、私たちが子供の頃と違い、実際の生き物を知らない子供が多い。
イソギンチャクは割り箸などで触れると触手をすぼめること、ヒトデは結構固いこと、カブトムシの足は6本とも胸部から出ていることなど、実際の生き物に接したり観察したりしたことがあれば自然に知っていること。こういった知識を持つ塾生が、ほとんどいない(江戸川が近いためか、ザリガニを捕まえたことがある塾生だけは多かった)。
定期試験対策としては、こういった知識を持たない塾生でも点をとれるように、ただ「イソギンチャクやヒトデは柔らかそうに見えるけど軟体動物ではない。」とか、「ザリガニの触角は長いのと短いのがあって長い方が第二触角、短い方が第一触角」など、試験や受験で差がつくポイントを伝えて覚えるように促すが・・・。
この勉強は楽しいのだろうか。

実際に接したり観察したことがあるからこそ、実体験と理科の知識が重なって生きた知識や知恵となる。
学問とはそういった物であるはずだ。
来年から導入される共通テストにも、実社会で活用できる生きた知識・知恵を身につけて欲しいという願いが込められている。
紙の上でただ丸暗記して知識を詰め込むのではなく、自然や社会で起こっていることに子供の頃から目を向け、実際に体験し、よく見て触れて、そこから生まれる好奇心を、生きた知識・知恵につなげていこう。

追伸)保護者の皆様
子供のうちに、できるだけ磯遊び、山歩き、川遊び、博物館などに連れて行ってあげて欲しいと思います。