課題への取り組み〜作業型と目的型〜

2019年11月16日
vision-editor 塾長ブログ

同じ授業を受け、同じ宿題を行っても、成績の上がり方には差が生じる。
これには幾つもの原因があるのだろうが、今日は「課題への取り組み」に絞って書いてみたい。

学校や塾に通っていれば、授業中に行う問題、宿題など、多くの課題に出会う。
この「課題への取り組み」は、対極的に2つに分かれる。
一方は課題を終えることを目標とする生徒、他方は課題をできるようにすることを目標とする生徒だ。
言い換えれば、前者は作業型、後者は目的型といったところか。

こうした「課題への取り組み」は日々なされるので、数ヶ月のうちに、結果に大きな差が生まれる。

成績は解けなかった問題を解けるようにした時に上がるから、宿題をいくら体裁として行ったところで、せっかく見つけた解けない問題を自力で解けるようにしなければ、結局成績は上がらない。

作業型の生徒は、形として解き直しを行っていても、解けるようにすることにこだわらない。解けないままなので、投資した時間が学力の向上というリターンとして返ってこない。結果、「課題は行っているのに、成績が上がらない。」となる。極端に学習時間が短い生徒は、作業型となっている可能性が高い。また、ノートの見た目がとても美しい場合も要注意だ。

一方、目的型の生徒は、もちろん形としても完了しているが、その足跡が生々しい。ああでもない、こうでもないと試行錯誤した跡がノートに残る。解けるようにすることにこだわっているから、多少時間が増えたとしても、時間の投資が大きなリターンとなる。

課題を行って答え合わせをするまでの時間が30分のボリュームだと仮定すると、間違えた問題を解けるようにするための時間はせいぜい10分だろう。
この10分をしっかり行うことで、それまでの30分が生きた時間となる。
逆に、その10分を行わなければ、それまでの30分は捨てたことになる。

持ち時間はみな同じ。
部活動で時間がない中、せっかく時間を勉強に投資するのだから、学力向上というリターンを得よう。
それは、解けるようにするという最後の一歩にかかっている。
終えることを目標にしても意味薄。
解けるようにすることを目標にしよう。
この意識こそが、成績向上の源泉だと私は思う。