塾長ブログ

2017.06.19

受験までの折り返し地点 〜中2生、まさに「今」〜

中2生は、まもなく中学生活の半分を終えることになる。
ここで、千葉県の公立入試問題は、中1〜中2で学ぶ単元の内容がおよそ3分の2を占める。
よく、「中3になったら気持ちを入れ替えて勉強しないとね。」と耳にするが、入試問題の構成を見ると、それでは出遅れることが分かる。
もちろん、圧倒的な頭脳と集中力の持ち主なら、それでも挽回できるだろう。
しかし、そんな子はごく稀であって、普通はこつこつと積み上げていった方が得策である。

中2からは、複数の単元が融合した総合問題を解く力を磨いていく必要がある。

数学でみると、中2で連立方程式、1次関数、三角形・四角形といった単元を学ぶ。
これらの単元は、入試問題では知識を組み合わせて解く総合問題として出題されることが多い。
料理で言えば、単品だけでなく、コースメニューを楽しむステージへ進化していくことになる。

また、英語でみると、現在、過去、未来といった時制の知識が中1でそろい、単語力や文法の知識が増え、中2生はそこそこの英文を読める準備ができた段階にある。
英文読解と文法が同じくらい要求される千葉県入試に際し、英文読解の力も磨き始めた方が良い。

受験への備えを中3からスタートする場合と、中2の今から始める場合とで、期間で言えば半年程度の差である。
しかし、総合的な問題を解くことに慣れ、受験の土台を作っておき、中3からの全力走行を可能にするという点で、この半年には何物にも代えがたい価値があるだろう。

人よりも一足先にスタートする。
これが、受験で勝利をつかみ、最後に笑顔になれるための第一歩になるだろう。