塾長ブログ

2014.01.07

応用力の大切さ 〜志望校に合格して夢をかなえよう〜

Visionでは基本だけでなく、発展的なレベルの勉強を行っている。
テキストもそれに満たすハイレベルな物である。

そんな中、最近「難しい問題ができなくても、教科書の内容や基本が分かればきちんと高校に合格できる。」といった誤解をしている人がいるのでブログを書くことにした。

千葉県の入試問題を見ると、例えば数学で基本知識をそのまま使って解けるのは60点位しかない。
5教科に換算すると、ざっくり基本レベルで300点。

かなり乱暴だが、数字で検証してみる。
合格ラインが約420点の船橋高校のVもぎ偏差値が69。
さきほど計算した基本レベルの300点は、Vもぎ偏差値55相当。
すると、Vもぎ偏差値55以上の高校に合格するには、程度の差はあれ応用レベルの問題を解けることが必要ということになる。

実際に、私が過去にみてきた中で、基本はできるが応用ができない場合の限界はVもぎ偏差値57くらいのように思う。

つまり、Vもぎ偏差値55超、この辺りでは国府台高校以上の高校を狙っていくには、基本だけでなく応用力も身につけていかねばならない。

これに対し、初めからVもぎ偏差値55未満の高校しか狙わないのであれば、基本を確実に習得できれば合格圏に入れる可能性はある。
ただし、この場合でも、応用力がないと得点に余裕幅がないから、ケアレスミスで合格ラインに達しないなど、苦しい戦いになるのは覚悟しなければならない。

このように狙っていく高校のレベルによって学ぶべきことは違ってくるのに、そういった話を抜きに
  「難しい問題が解ける必要はない」
などと言っている塾もあるようだ。

私のメッセージは、
  「国府台以上(できれば国分以上)を目指すなら応用力が必要。」
である。

塾には色々な種類がある。
発展的な内容を学習する進学塾、教科書レベルや基本を忠実に学習する補修塾。
自分が狙っていく高校のレベルに応じて、必要な知識と学力を身につけていくことが大切であり、目指す高校のレベルによって通うべき塾も違ってくる。

自分にとって最適な塾を選ぶこと、これが高校受験成功の第一歩。

応用力を身につけ、志望校に合格して夢をかなえよう。