塾長ブログ

2012.11.08

内申点の大切さ 〜高校受験への影響〜

現在の入試制度の前期・後期制では、旧来の特色化選抜とは異なり、前期も千葉県共通の5教科の学力試験を受ける。
特色化選抜の時は学校独自問題で3科目しかない、あるいは学力試験がないといった高校もあったことから、「学力重視」の制度に変わったと言われている。
この「学力重視」という言葉。偏差値は当然最重要として、決して内申点をおろそかにして良いということではない。

前期試験は高校によって合格判定基準が異なるが、?まず内申点と学力試験の点数を足し、その値の順に合否を決めるタイプと、?内申点と学力試験の得点それぞれで見て、両方とも上位80%に入る生徒を優先するタイプに大別される。
?のタイプで考えると、偏差値1は学力試験の点数(500点満点)の8点に相当する。つまり、内申点が8点低いと、基準となる偏差値よりも+1必要ということだ。特に、偏差値が60以上になると偏差値を1上げるのが容易でないことを考えれば、内申点の大切さが分かると思う。
また、?のタイプで考えると、偏差値が高く学力試験で高得点をとれても、内申点側が上位80%に入らなければ一旦外に置かれてしまう。直接的に内申点が重要ということだ。
更に、後期試験は全高校?だし、私立高校の合格(推薦)は、渋幕、市川、昭和秀英、日大習志野、専大松戸などのトップクラスを除き、事実上内申点(中3)で決まると言っても過言ではない。

中1からカウントされる内申点。過去に戻ってやり直すことはできない。
また、主要5科も、副4科も、重みに違いはない。
定期試験の得点はもちろん、提出物、授業態度など、改善すべき所がないかを振り返ろう。