塾長ブログ

2012.01.07

今日は千葉県統一テスト 〜「学校より難しい」:中1生の驚き〜

今日は、千葉県統一テスト。
当塾では、総進図書の方の試験問題を使って、模試を行った。

中1はほとんど全員が初めての模擬試験なので、緊張した様子。

あらかじめ保護者様と志望校を相談してくるように言ってあったので、全員リストアップして来ていた。
ただ、私立によく見られるが、普通科だけでなく、特進科があったり、はたまた?類、?類といった分類があったりする。学科によって偏差値が違うし、高校に入ってからの教育方針・内容が違ったりするので複雑である。
実際、リストアップして来たけれど、学科までは考えてきていない生徒もいたので、「大学は国公立と私立のどちらに行きたいの?」、「園芸科って何するの?」といったやり取りをしながら、志望校と学科を一つ一つ確認して進めた。

志望校のリストアップは、とても性格が出る。
沈着冷静に一定の偏差値の刻みで挙げている生徒、まじ?と思う位とてつもなく偏差値が高い高校を挙げる生徒、逆になぜ?と思うくらい普段の力よりも低い高校を挙げる生徒、4つの候補のうち3つは地元の高校なのに何故か1つだけ渋谷の高校を挙げる生徒など、さまざまだ。

その後、国語、数学、英語、理科、社会の順に試験を実施。

終わったときに、中1生の一人から、「この問題、学校の問題よりもぜんぜん難しいよ・・・」。
私は、ちょっとニヤリ。
続いて、「どうして学校は難しい問題を教えてくれないんだろう。これじゃ高校受からないじゃん。」
狙い通りだ。

一般に中学生は定期試験の結果や順位、通知表の点数だけを気にする傾向がある。
しかし、制度が改定となり学力検査が前期も行われるようになった今、学力検査(入試問題)をきちんと解ける力を身につけることが不可欠だ。
いくら口で言ってもなかなか伝わらないので、今回の模試が絶好の機会だと思っていた。
さいわい、今回の模試は千葉県の学力検査に沿ったテスト内容と形式なので好都合だ。

今回の経験が、学校の問題が解けるだけでは十分でなく、それとは難易度がまったく異なる入試問題を解ける力をみにつけなければならないという意識につながったのではないかと思う。
これからも、このことは継続的に啓蒙していきたい。

なにはともあれ、長時間の模擬試験、お疲れ様。
結果を楽しみに?待とう。