塾長ブログ

2012.01.05

高い順位よりも、高い伸びが大事 〜塾の力は上がり幅で分かる〜

最近、新年度の生徒募集をするためのチラシについて考えていることもあり、周りの塾のチラシがとても気になる。

近所にある大手塾のチラシには、決まって次のような表現がある。
?定期試験で、○○中学の第1位を獲得
?千葉県公立高校の合格数が○○年で××倍

どちらも安心感を狙ったものだと思うが、よくよく考えると?である。

?は、ある中学で元々1位の生徒が塾に入ったのかも知れない。
?は、教室の数が××倍になったのかも知れない。

つまり、「○○中学で第1位の生徒が入塾しました。」、「千葉県の教室数が××倍に増えました。」と言うことなのかも知れない。

塾の指導力を表すのは、塾生の現在の順位でも、合格の絶対数でもなく、どちらかと言えば、以下の2つではないかと考えている。
 【伸び幅】順位や偏差値が、入塾の前と後でどのくらい伸びたか
 【合格率】本来の志望校に、何割の生徒が合格できたか

Visionは「数」ではなく「割合」、「量」ではなく「質」で勝負だ。
そのためには、塾生一人ひとりを熟知して、それぞれに最適な処方箋で磨いていくことが必要だ。
その実現を支える基盤として、「一人ひとりに行き届いたフォロー」と「塾生、保護者様との密なコミュニケーションと連携」の2点を特に大事にしたい。

さぁ、今年もがんばろう!