塾長ブログ

2011.09.20

通知票の実態

通知票は定期試験結果の他に、提出物や授業に臨む態度など、様々な要素が加わって5段階の評価が付く。

現に、定期試験結果が後ろ20〜30%の生徒でも、通知票はすべて3以上という生徒もいる。

確かに、中学教育が成績だけを重んじるものであってはならないことは分かる。
ただ、この通知票が保護者の誤解を招いていることが問題だと思う。

保護者から見れば、通知票がすべて3以上であれば、一種の安心感を持つ。平均以上だと認識するから。
第二子以降であれば、通知票のスコアと高校入試の偏差値があまり連動しないことを第一子の経験を通して知っているので、こういった問題は発生しない。
ただ、第一子の場合は、中2の真ん中辺りになって、あるいは中3になってから、このことを知る保護者様も多い様だ。

実際、通知票がすべて3以上であっても、入塾テストをほとんど解けない生徒もいる。

当塾としても、こういった通知票の現状について、保護者様への注意喚起をきちんと行っていきたい。
学校の当たり前 ≠ 塾の当たり前 ≠ 保護者様・生徒の当たり前。
実態をきちんとお伝えするのは、塾業界の義務だと思うから。